月別アーカイブ: 2016年7月
相続法の改正の今日までの流れ、その4
2016年7月31日 司法書士雑感
昭和55年改正において検討されたが見送られた事項 昭和55年改正の際には、次の事項についても検討されましたが、以下のような問題点があることから、その採用は見送られました。 ①配偶者の法定相続分の引上げに代わり夫婦財産の制 …
相続法の改正の今日までの流れ、その3
2016年7月29日 司法書士雑感
昭和55年改正 相続法改正についての審議が昭和46年からはじまり、昭和54年の改正要綱試案の公表、昭和55年の改正要綱の法務大臣への答申をへて、同年、「民法及び家事審判法の一部を改正する法律」が成立しました。 昭和55年 …
相続法の改正の今日までの流れ、その2
2016年7月27日 司法書士雑感
昭和37年改正 昭和29年7月、法務大臣から法制審議会への「民法改正の要綱を示すように」との諮問を受けて、まず「第4編 親族」の改正が検討されました。 これに続いて昭和35年から、「第5編 相続」についての改正が検討され …
「相続法の改正」の今日までの流れ、その1
2016年7月25日 司法書士雑感
相続については、民法の「第5編 相続」において規定されていますが、明治31年に施行されてから、時とともに改正されて今日に至っています。 これまで、相続法がどのような理由により改正されていったのかを、何回かに分けてみていき …
必要に応じて行う届出・手続、その4 「姻族関係を終了させる」
2016年7月23日 未分類
夫婦の一方の死亡によって婚姻関係は解消され、婚姻の効果(①同居義務、②協力義務、③扶助義務)はすべてなくなります。 名字(氏)は当然には変わらず、届出をしてはじめて復氏することは、先に述べたとおりです。 また、残された配 …
必要に応じて行う届出・手続、その3 「婚姻前の名字に戻す」
2016年7月21日 司法書士雑感
配偶者の一方が亡くなった場合に、名字をそのままにしておくのか、婚姻前の名字(旧姓)にもどすのかは、残された方が自由に決めることができます。 婚姻前の名字(旧姓)にもどすときは、届出対象者の本籍地または届出人の所在地(一時 …
民法(相続関係)等の改正に関する中間試案
2016年7月19日 司法書士雑感
法務省は、7月14日、「民法(相続関係)等の改正に関する中間試案」を取りまとめ発表しました。 これは、法務大臣の諮問に応じて、民法の相続関係に関する基本的な事項を調査審議するものです。 以下は、中間試案の概要です。 (1 …
博多祇園山笠、無事終了
2016年7月17日 ニュース雑感
7月1日から始まった今年の博多祇園山笠も、15日の「追い山」をもって無事終了いたしました。 私も中洲流の一員として、「櫛田入り」させていただき、皆さまのご健勝を祈念させていただきました。 山笠開催中は、たくさんの方々にご …
必要に応じて行う届出・手続、その2 「高額療養費制度」
2016年7月15日 司法書士雑感
(1)高額療養費の概要 高額療養費制度とは、国民健康保険、後期高齢者医療制度、健康保険などの公的医療保険における制度の一つです。 公的医療保険の加入者が、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(1日から月末まで)で一定 …
必要に応じて行う届出・手続、その1
2016年7月13日 司法書士雑感
故人が亡くなってから、必要に応じてする手続についてまとめました。 その1として、「改葬」についてと、「葬祭費・埋葬費の申請」についてです。 (1)お墓の改葬(お墓を移したい) お墓のある故郷から離れた場所で生活しているな …