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福岡の不動産登記・遺言・相続手続きのアワーズ事務所長の日々雑感

月別アーカイブ: 2016年7月

相続法の改正の今日までの流れ、その4

昭和55年改正において検討されたが見送られた事項 昭和55年改正の際には、次の事項についても検討されましたが、以下のような問題点があることから、その採用は見送られました。 ①配偶者の法定相続分の引上げに代わり夫婦財産の制 …

相続法の改正の今日までの流れ、その3

昭和55年改正 相続法改正についての審議が昭和46年からはじまり、昭和54年の改正要綱試案の公表、昭和55年の改正要綱の法務大臣への答申をへて、同年、「民法及び家事審判法の一部を改正する法律」が成立しました。 昭和55年 …

相続法の改正の今日までの流れ、その2

昭和37年改正 昭和29年7月、法務大臣から法制審議会への「民法改正の要綱を示すように」との諮問を受けて、まず「第4編 親族」の改正が検討されました。 これに続いて昭和35年から、「第5編 相続」についての改正が検討され …

「相続法の改正」の今日までの流れ、その1

相続については、民法の「第5編 相続」において規定されていますが、明治31年に施行されてから、時とともに改正されて今日に至っています。 これまで、相続法がどのような理由により改正されていったのかを、何回かに分けてみていき …

必要に応じて行う届出・手続、その4 「姻族関係を終了させる」

夫婦の一方の死亡によって婚姻関係は解消され、婚姻の効果(①同居義務、②協力義務、③扶助義務)はすべてなくなります。 名字(氏)は当然には変わらず、届出をしてはじめて復氏することは、先に述べたとおりです。 また、残された配 …

必要に応じて行う届出・手続、その3 「婚姻前の名字に戻す」

配偶者の一方が亡くなった場合に、名字をそのままにしておくのか、婚姻前の名字(旧姓)にもどすのかは、残された方が自由に決めることができます。 婚姻前の名字(旧姓)にもどすときは、届出対象者の本籍地または届出人の所在地(一時 …

民法(相続関係)等の改正に関する中間試案

法務省は、7月14日、「民法(相続関係)等の改正に関する中間試案」を取りまとめ発表しました。 これは、法務大臣の諮問に応じて、民法の相続関係に関する基本的な事項を調査審議するものです。 以下は、中間試案の概要です。 (1 …

博多祇園山笠、無事終了

7月1日から始まった今年の博多祇園山笠も、15日の「追い山」をもって無事終了いたしました。 私も中洲流の一員として、「櫛田入り」させていただき、皆さまのご健勝を祈念させていただきました。 山笠開催中は、たくさんの方々にご …

必要に応じて行う届出・手続、その2 「高額療養費制度」

(1)高額療養費の概要 高額療養費制度とは、国民健康保険、後期高齢者医療制度、健康保険などの公的医療保険における制度の一つです。 公的医療保険の加入者が、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(1日から月末まで)で一定 …

必要に応じて行う届出・手続、その1

故人が亡くなってから、必要に応じてする手続についてまとめました。 その1として、「改葬」についてと、「葬祭費・埋葬費の申請」についてです。 (1)お墓の改葬(お墓を移したい) お墓のある故郷から離れた場所で生活しているな …

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ブログ記事担当:井川卓

【プロフィール】
福岡市在住の司法書士・行政書士です。
また金融機関に長年勤務経験があり、ファイナンシャル・プランナーでもあります。
更に宅地建物取引士です。
ということで福岡で、経験と知識と資格を活かして相続手続きや遺言関係業務を中心に皆様のサポートをさせていただいています。
このブログでは日々の出来事や業務で感じたことを綴っています。

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