福岡の司法書士事務所が教える、相続でよくあるトラブルとは？
福岡の司法書士事務所が、相続でよくあるトラブルについてご紹介いたします。一口に相続トラブルといってもそのケースは様々ですが、相続トラブルの多くは「日頃のコミュニケーション不足」に起因しています。具体的な例としては、以下が挙げられます。
分割が難しい財産があるケース
相続開始時に遺言書が見つからなかった場合、相続人全員で遺産分割について話し合う「遺産分割協議」を行いますが、この協議で骨肉の争いに発展するケースは少なくありません。
例えば、不動産相続において財産総額の大半を不動産が占める場合、その分割方法で意見が衝突することがあります。不動産や自社株など分割が難しい財産が多い場合は、日頃から親子・兄弟間でコミュニケーションをとっておき、相続の方向性について事前に話し合うことが大切です。
不公平な相続で揉めるケース
相続においては、基本的に複数人の相続人がいるため、公平を欠いた相続は争いに発展しやすい傾向があります。例えば、「長男だけに財産を残し、次男・三男には一切の財産を残さない」という旨の遺言が見つかった場合、次男・三男が遺留分の侵害を理由として、不服の声を上げると考えられます。
少々極端な例ですが、このような著しく公平を欠く相続は、相続人同士で争いが起きやすいと念頭に置きましょう。
複雑な家族関係によるケース
被相続人が再婚者で、現在の配偶者と前配偶者との間にそれぞれ子どもがいる場合、家族関係が複雑になり、これに伴って遺産分割の話し合いも複雑化します。
これは、離婚時に子の親権を前配偶者に与えていた場合も同様です。このようなケースでは、通常の兄弟姉妹と違ってお互いに面識がないため、話し合いの際に争いが起きやすい傾向があります。
トラブルを未然に防止するために専門家へご相談ください
相続トラブルがどのように起こるかは誰にも予測できないものです。たとえ仲睦まじい兄弟であっても、相続の話し合いにおいては衝突することも十分に考えられます。これが、「相続」が「争族」と呼称される所以です。
相続トラブルを事前に回避するためにも、ぜひ専門家である司法書士へご相談ください。相続手続きなど相続に強い司法書士に事前に相談すれば「争族」を回避できる確率が飛躍的に上昇します。
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