司法書士雑感
「預貯金は遺産分割の対象」と最高裁が判例を変更
2017年5月17日 司法書士雑感
判例変更の内容 昨年末に新聞などで報道されましたので、ご存知の方も多いかもしれませんが、最高裁大法廷は平成28年12月19日の決定で、 「共同相続された普通預金債権、普通貯金債権及び定期貯金債権は、いずれも、相続開始と同 …
「法定相続情報証明制度」(仮称)の新設について
2016年12月23日 司法書士雑感
法務省は、相続登記を促進するために不動産登記規則を改正して、「法定相続情報証明制度」(仮称)を新設することなりました。 来年1月末までパブリックコメントを募集し、平成29年度の早期に実施する予定となっています。 さて、こ …
遺留分権利者と遺留分の放棄
2016年12月19日 司法書士雑感
遺留分の権利者 相続人が2人以上いるときは、遺言による相続分の指定(指定相続分)がなければ、民法が定める相続分(法定相続分)によることになります。 法定相続の場合、つねに被相続人の配偶者が相続人となるほか、①子、②直系尊 …
遺言書と遺留分の関係について
2016年12月17日 司法書士雑感
Cさんから、先日亡くなった祖母Xさんの相続について、遺言書と遺留分の関係はどうなっているのかというご相談がありました。 まず、Xさんの相続関係を説明すると、配偶者(相談者の祖父)Yさん、長女(相談者の母)Aさんと長男(相 …
「公証人」とその職務 その2
2016年12月11日 司法書士雑感
前回の公証人に続き、今回はその職務についてです。 公証人が提供する法務サービスには、大別して以下の3つがあります。 1.公正証書の作成 2.確定日付の付与 3.認証 1.公正証書 公正証書とは、個人または会社その他の法人 …
「公証人」とその職務 その1
2016年12月10日 司法書士雑感
先日は、「公証制度」についてご説明しましたが、今回は「公証人」とその職務についてです。 公証人は、国から俸給(サラリーマンでいうところの給料)をもらっていませんし、国家公務員法上の公務員ではありませんが、 「公証業務」と …
「公証制度」とは、何なのか?
2016年12月9日 司法書士雑感
12月7日、「公証制度とその活用法 ~今どきの公証役場から~」というタイトルで、小倉公証人合同役場の公証人である野島香苗先生のお話をうかがいました。 現役で活躍されておられ、また数多くの事例を経験されている野島先生のおは …
事業計画書その2、経営理念、目標、動機について
2016年12月8日 司法書士雑感
職業柄いろんな方にお会いするのですが、その際によく聞かれるのが、 「司法書士(行政書士)って何ができるんですか?」 という質問です。 司法書士や行政書士の業務の範囲はかなり広くて、またさまざまなことができるのですが、一口 …